もともとバラなどガーデニングが大好きで花壇や鉢に植えていましたが、松などの和風庭園もそのままで庭全体に統一感がない状態でした。お仕事も一段落されて、念願のイングリッシュガーデンを完成させたいとご相談されました。半分はご主人が丁寧に育てている芝生をそのまま残し、あとの半分で奥様のイメージを膨らませたのは、バラのパーゴラとレンガのアプローチとサークル。この最初のイメージを大事にしてプランを立てました。花壇は材料を変えて色々な花を植えられるように、また作業もしやすいように石敷きや小スペースも設けました。レンガや石など材料は異なりますが、月日が経てば、それぞれにアジが出て庭全体がより愛おしい景色になるようなものを選びました。また家に居ることが増えるので近所の方と会話を楽しみたいと、閉鎖的だった高塀を低くして外から庭が垣間見える風通しの良い、ヒトにも植物にもやさしい庭が完成しました。